クリーニングQ&A |
Q.ハイクラスって、普通と何が違うの? |
A.ハイクラスクリーニングは、クリーニング作業も普通とは別の機械が整備されたハイクラス専用工場で行われます。
仕上は1点1点真心を込めた職人技による完全手仕上げで行っています。
抗菌・防カビ加工、静電気防止加工を施し、仕上がりは防虫剤を付け、通気性に優れた包装をしてお客様にお渡しします。普通のクリーニング品のビニール包装とは違い、包装をしたまま収納が出来ます。
まだ利用されたことがない方は、大切なお洋服のお手入れや保管の時に、是非お試しになってはいかがでしょうか? |
Q.クリーニングに出したら、服に小さな紙が付いているのはなぜ? |
A.それは『タグ』という、お客様の品物を管理する為の紙です。
その為、タグが外れると、そのお品物が誰のものかわからなくなってしまうので、『紙は石油系溶剤に溶けない』という特性を活かしてタグを付けたまま洗います。だからホチキスでしっかり留める必要があるのです。
タグを外す時は、ホチキスの針でケガをしないように十分に気を付けてください。
ちなみに、昔は、特殊なペンで、お客様のお品物に直接名前を書いていたそうです。 |
Q.クリーニングした服に掛かっているビニールは? |
A.仕上がったクリーニング品に掛かっているビニールは保管用ではありません。
工場からお客様のお家に戻るまでの汚れ防止用なのです。
そのまま保管すると湿気がこもり、カビやシミの原因になりますので、お家に帰ったらビニールはすぐに外して下さい。
風通しの良いところに1日置いてから収納しましょう。湿気も取り除くことが出来て、収納しても安心です。 |
Q.春頃になると、仕上がりが、いつもより日にちが掛かるの? |
A.クリーニング店では、衣替えの春と秋が一番混んでいて、逆に8月や2月は閑散期と言われています。
4月からゴールデンウィーク頃までは、寒い冬の間活躍したオーバーコート、ダウンジャケットなど防寒衣類が一斉にクリーニング工場に集まります。
工場は、フル回転で作業をしますが、1日に洗える量の3~4倍ものクリーニング品が集まるので、仕上がりまでにいつもよりかなり時間が掛かってしまうといったことが起きています。
急を要するものでなければ、クリーニングに出す時期を少しずらすことをお勧めします。 |
Q.クリーニング工場では、どうやって仕上ているの? |
A.クリーニングの仕上げといえば、もちろんアイロンですが、実は全ての洋服にアイロンをかけているわけではありません。
もちろんセーターやマフラーなどは、アイロンをかけられないものもありますが、背広などは『仕上げ回収乾燥機』という、仕上げ・乾燥・ドライ溶剤の回収を1台で行う便利な機械がある為、アイロンをかけなくてもきれいに仕上がります。
ワイシャツには、専用のプレス機があるので、順番に機械にセットしていくだけで、誰でもピシッとしたワイシャツに仕上げられます。 |
Q.ふとんの丸洗いは効果あるの? |
A.いつも天日干ししているから大丈夫と思っていませんか?実は、ふとんには、見えないダニやカビがいっぱい潜んでいます。
人は寝ている間にコップ1杯の汗をかくといわれています。
汗を含んだふとんは、ダニやカビの温床となるので、天日干しすることはとても大事なことです。しかし、表面だけ干してもダニはふとんの裏側に逃げ込んでしまう為、あまり効果がありません。
ふとん乾燥機も効果的ですが、1番のおすすめは、ふとんを丸ごと洗ってしまうことです。
年に何度か、ふとん専用洗濯機があるクリーニング屋さんに出すのが1番良いでしょう。 |
Q.ボタンが割れていることがあるのはなぜ? |
A.クリーニング工場のワイシャツ機械仕上げは、高温高圧でプレスする為、ボタンが割れてしまうことが稀にあります。
ワイシャツの場合は、担当の者が気付けば新しいボタンを取り付けます。しかし、気付かれずに仕上がり品として工程をながれてしまうことがあり、ボタンが破損や紛失した状態でお客様にお渡ししてしまうことがあります。
変形・損傷の恐れのあるボタンや装飾ボタンの場合には、事前にアルミ箔などで保護して洗っています。
大切なボタンが付いている洋服をクリーニングに出す時は、あらかじめボタンを外しておくようにしましょう。 |
Q.ドライクリーニングでは、汗よごれが落ちないってほんと? |
A.ドライクリーニングとは、石油系の溶剤(軽油に近いもの)で洋服を洗う方法です。
水洗いでは、どうしても繊維が縮んだり型崩れを起こしてしまう洋服も、石油系の溶剤で洗うことにより、繊維の『縮み』を抑えられるという点がドライクリーニングの特徴です。
ただし、ドライクリーニングにも欠点があります。水に溶ける汚れは落ちにくいので、汗よごれはドライクリーニングでは完全に落とすことが出来ません。
当社では、『汗ぬきリンス加工』でお出しいただければ、ドライクリーニングの後、特殊な水洗いをするので、汗よごれもスッキリ落とすことができます。 |
Q.ワイシャツとブラウスの料金が違うのはなぜ? |
A.ワイシャツの場合、プレス機で効率よくプレス出来るので、価格を安く抑えることが出来ます。
しかし、婦人ブラウスは、プレス機が使用出来ない為、全て手仕上げで、アイロン掛けをしなくてはなりません。
その為、紳士ワイシャツに比べて割高になっているのです。クリーニング料金は、1点を仕上げる為に掛かる時間で料金が変わってきます。
また、ポロシャツやTシャツなども1つ1つアイロン掛けしなければならないので、ワイシャツより料金が高くなっています。 |
Q.クリーニングに出したら、服に穴が開いて戻ってきたんだけど? |
A.目にした時、大切な衣服ほどショックが大きいものです。
クリーニング工程(溶剤の化学反応やアイロン掛けなど)において、穴が開く可能性はありませんが、偶然にもどこかに引っかかって穴が開くことがあるかも知れません。
しかし、穴が開く1番の理由は『虫食い』です。
クリーニング前には目視で気付かない虫食い穴が、クリーニング時の揉みの作用で繊維同士が動き、油分や、埃、繊維屑などの汚れが取り除かれ、毛並みが揃うことにより表面化されます。
クリーニング後の衣服に小さく丸い穴が開いていたら、それは虫食いの可能性が1番高いと思われます。 |
Q..当日仕上げって、ちゃんと洗っているの? |
A.クリーニング工場では、洗濯、乾燥、仕上げまでの工程は、4時間程あれば終わりますので、当日仕上げは十分可能なのです。
しかし、クリーニング工場の洗濯機にも容量があります。1日約5000点、少ない時でも1000点以上を処理していますが、お店で受け付け、工場に集荷されたクリーニング品を1日で全て洗うには、とても時間が足りません。
その為、多くは仕上がりまでのお時間をいただいております。 |
Q.クリーニング屋さんは、全国にどのくらいあるの? |
A.平成21年現在、全国に約14万店もあるそうです。
よく見かけるコンビニエンスストアが全国に約5万店ということですから、ビックリする数字です。もう街中にクリーニング屋さんが溢れている感じです。
それだけ生活インフラの一部として、私たちの生活に欠かせない存在ということなのでしょう。
お客様が利用するクリーニング店を選ぶポイントは、利便性や技術、料金などさまざまあるかと思われますが、それと同じくらい人と人との心のふれあいを大切にしていきたいと考えております。なんと言っても『愛情仕上げのホワイト急便』ですから。 |